アラフォー賢者の心の映画

アラフォーな友人同士がオススメの映画をブログで紹介していきます!!

ドライブ・マイ・カーと秋🍁🍂


どーも、水と土のK魔です┏○ペコッ

秋すっとばして冬、、そんな気候が増えてきて悲しみが止まりませんw

秋が1番好きなのに、、🍁🍂

"夏を嫌う人間は往々にして秋を愛する"

とは、真夜中乙女戦争の一説ですが、まさしく それに当てはまるwww

そんなルサンチマンが似合いそうな季節が大好きですwww


本日の1本は、、、

ルサンチマンは抱えてなさそうですが、影は漂ってるドラマ?ロードムービー?な作品!



映画『ドライブ・マイ・カー』90秒予告


"ドライブ・マイ・カー"

でーす! ワタクシ、車 持ってないけどね!ww


俳優であり演出家の 家福(かふく、これで苗字!)と、若い女性ドライバー、みさき。この2人をメインに据えた ドラマであり、ロードムービー、、?かな、、?

ドラマ、というほど派手に煽ってこないし、ロードムービー、というほど ずーっと車に乗ってばっかりでもないし、、ww


そんな感じの作品ですww

村上 春樹の同名の原作がある本作。

大いに納得いきます。

しれっと、そして淡々と重要な要素に⚫ックスを絡めてくるところなんかがwww


マトモに読んだの、ノルウェイの森だけなんですけど、あれも レズビアンな2人が致す様を淡々と描くシーンが あった様な気がするのです。


そんな訳で(?)

本作も序盤から塗れ場が ございますw

西島 秀俊のウホッな裸体が ある程度 顕わにww

家福の妻である音(おと、インパクトある名前!)さんのセクシーっぷりも全開ですww

しかして、スケベに撮りたいんではなく、話の要素として入れている感じで、やらしいー!!という感じでは ありませんww


こういう 淡白さが なんだか村上 春樹 作品っぽいな、とw

ハルキスト、てほどは全然 詳しくないんですけどもw 


割と序盤で 家福は音が自宅で他の男と寝ている所を目撃してしまうんですが、その場で問いただしたりせず、そっと家を出ていくんですな。

後に その下手人と ガッツリ言葉を交わしたりするんですが、その時も決して


「お前、音と寝たな?おうフザケんなよ」


と直接的に 問うたり しないのです。


あくまでも 責め立てない。

家福の一人称は 僕。

荒事は元々 好まないのかも しれませんが、村上作品の1部なんだ、と考えるとスッキリと納得いってしまう不思議ww


家福の妻であり、脚本家の音さんは ザ・村上作品の女!て感じが します、勝手にですがww

物静かで、聡明で、ミステリアス。

⚫ックスの時に台詞めいた事を 呟くw←特にココ


で、話が進んで もう1人のメインとも言える みさきが出てくるんですが

・若い女子

・喫煙者

・名ドライバー

と 良いキャラを しております。

パッと見は 普通な所がまた尖ってて良いですな✨w


みさきさんも やっぱり と言うべきなのか、ハキハキは喋らないタイプでしてww

故に時折 ボソッと意味深な事 言ったり するんですけども。


あとメインは 家福が妻から紹介される若い俳優

の高槻かな?

寡黙で思慮深そうな家福とは対局に、割と衝動のまんまにGO!という感じで いいスパイスとして機能してくれます👏


メインは、、家福と音と みさき、それに高槻、てとこか。

他にも手話で 演じる人とか いたりもしますが、あんまし話には噛まない、か。


ザ・陽キャ!て人が いないのがいいですな!ww

物語全体が静か~に進む感じ。

見てても眩しくありませんww

逆に それが つまらん!て人も いるとは思いますけども!笑


あと なにかしらか みんな秘密だったり影が あるのが また良いですな✨

そりゃ人間いい事ばっかし、綺麗さっぱり、とは いかんものね🥺


タイトル通りに、家福さんの移動シーンも 多めなんですが、そこでも上手い仕掛けが。

舞台の台詞を確認する、という事で 車内からカセットの音声を よく流すのです、家福さん。


その台詞が、ちょうど その時の家福さんの心情を代弁するかの様な台詞なのが たまらん。

やっぱり直接 家福に喋らせたりしないw 

しかも

そのカセットの吹き込み主は妻である音の声、と来たもんだ。

否が応でも妻の事、不倫の事を思い出さない訳には行かないでしょう。


この えげつない遠回し加減がワタクシ的には絶妙でしたw

行動を共にする事も多い、家福と ドライバー、みさきのコンビ。

この2者も 徐々に打ち解けていくんですが、これも また 結構な遠回しでしてwww

だが、喫煙者としては、おおぅ!と なる事 請け合いですww



舞台絡みのシーンはシーンで、手話、英語、韓国語、あとは、、ドイツ語?

多言語 入り乱れて芝居する ハジケっぷり!


しかも 字幕は ほぼ付きませんww


この振り切りっぷりも、なかなか他では見れなそうな気がしますな!


終盤での高槻と家福の絡みも 良かったしなぁ、、

中盤は ちょっとタレちゃう感も あったっちゃ ありましたが、トータルではワタクシ、大いに満足に ござります✨


そう、言い忘れましたが本作、長いです


3時間!!ありますww

しかも淡々と続きますwwwww

なもので、人を選ぶ作品なのは間違い無いです。

キッチリ起伏のある作品が好きな方には合わないかも しれませぬ、、、

引き換えに

刺さる方にはブッ刺さりまくりそうな雰囲気に ございます!

大当たりした作品、て触れ込みだったので もっと無難なモンだろうと思ってたら、存外 尖ってたな、という所感。

しかして、村上春樹感 出そうと思ったら、やっぱり こんな感じに なるんじゃないかな、と 納得いきましたww


穏やかなんだけど、随所に静かな尖りを見せる感じのドラマ?ロードムービー?な感じの本作。

泣かせます!みたいな煽り大きめなドラマは ちょっと、、な方にオススメ🎶

といった所でしょうかw


40分くらいからは割とアッという間だったなぁ✨

なんて思いつつ また次回です👋

お読み下さり ありがとうございました~🙇‍♀️✨






 

フライング エヴァ

こんにちはINGです


ようやくシン・エヴァンゲリオン劇場版のDVD、BDの発売日が決定しましたね♪



発売が待ち遠しです


そういえば……

序の時に『ヱヴァンゲリヲン』って書き直してたと思うんですが……

最終的にエヴァンゲリオンに戻りましたね

何か意味があるんでしょうか?

字面的にはヱヴァンゲリヲンの方がカッコイイと思ってます!!


と言うことで、エヴァのDVD、BD発売の発売情報に触発されて我慢できずdtvでレンタルしてみてしまいました


家でじっくり視ると映画館で気付けなかった点に気付いたり、映画館でゾクッとしたシーンに再びゾクッとしたりで楽しめました♪


だいぶ前にシン・エヴァを視た記事を書いたと思うのですが、その時に気付いてなかったラストの駅のシーンでアスカが居ないと思ってましたが、、、


居ました!!


レイとカヲルがアップになる前に駅のホーム全体を見渡してるシーンのホームの左端の方


茶髪ロングのアスカっぽいキャラクターが小さく映っておるぞ!!


その後のシーンではレイとカヲルだけアップになってアスカはアップにならない!!?

何故だろう?


意味があるのだろうか?


最近、弐号機が看板?プラカード?を咥えた告知情報の様な物が流れた様ですが関係があるのか?

(記事が見付かりませんでした)


終わったとされてるエヴァの今後にも目が離せません


あっ!!

ついでに意味の無い御報告

綾波レイのロン毛Ver.のフィギュア出たら買おう買おうとシン・エヴァ公開当時から考えていて

先日、遂に自宅に届きました♪

勿体無くてまだ開封してないけど、、、

開封して飾りたい欲求もあって悩み中です(笑)


真夜中乙女戦争と汚れるTV📺


ハイどーもぉぉ、水と土のK魔です┏○ペコッ

TVの汚れが なかなか落ちなくて 若干モヤついておりますww

乾いた布は論外。

電気屋で売っていた、ウェッティなTV用の布で拭き拭きしても、数日後には また汚れが 目につく様に、、、

ゲームや映画で暗転した時に、気になりがちなので なんとかしたーい なんともならなーい!な日々で ございますww


本日も そんなモヤつきを具現化したかの様な気もしないでもない1本

絶望は、光になる。 映画『真夜中乙女戦争』本予告ロングVer.【1月21日(金)全国公開】


"真夜中乙女戦争"でーす、うっふん🚺なんつってw


例によって原作は未読。だいぶ興味 湧きましたけども!w


昼は大学、夜は怒鳴られながらバイト。

友人もいないし、金も無い。

そんな大学生がサークルに入り、ミステリアス美人の先輩と、謎めいた黒服(黒い服ばかり着てる本名不明の男)に出会った事で、退屈の解消どころか、"東京爆破計画"なるものに巻き込まれていく、、、


というのが あらすじとなっております。


大学生

乙女


やさぐれた人間を焼き滅ぼすであろう二大単語が踊っていたので、最初レンタルを ためらいました、ええそりゃもうwww

が、ジャケットの雰囲気と あらすじから、単に大学デビューして陽キャ決め込むぜヒャッハー!な作品ではない、と踏んで 視聴!ww


、、予想より結構 良かった!

となりましたww👏


冒頭から、原作の切り抜きが入るんですが



『夜を愛する者は乙女である、男でも女でも』


とイキナリこじらせた心にスッと入り込む言葉を、主人公の独白、という形で ブチ込んできますww

あ、これ見ても大丈夫だな多分、と思いましたww

乙女、という単語が そんな使われ方を するとは思わなんだ✨✨w

思わぬ副産物。


そんな事を思う主人公なので、陽キャ感はゼロ!ww

まず 本編中 殆ど死んだ魚の様な虚ろな目を しておりますww

喋りも殆ど起伏の無いトーンという徹底っぷり。

いいぞ、やさぐれおじさんとしては感情移入しやすいぞww


そりゃ金も時間も無いのに勉強だけは しないと、、てなったら 死んだ魚の目にも なるってもんですw

丁寧語は守るけど、内容自体はイタイ事、攻めた事も言っちゃうステキやさぐれ主人公の出来上がりですw

教授にいちゃもん付けてコーヒーぶっかけられたりしますww☕


主人公の一人称が  "私" なのも、四畳半神話大系を思い出してポイント高しw✨

あっちは最後の最後でリア充ルート引いてた気ィするけどな(´・ ∀・`)、ペッwww


"私"は上手く馴染んでいけない中で


"普通を望むのも贅沢なのだろうか"

と思いつつも

"大学1年の4月に何も期待しないほど、全てを諦めきれなかった"

ので、粗筋の通りサークルに入る訳なんですが

、そのチョイスも


"隠れんぼサークル"


テニスー、とかウィンタースポーツー、とか ザ・ヤリサー!て感じは しないけど、落研とかほどディープじゃない、この絶妙なチョイスww


陽キャに憧れつつも、、、な気配を感じます、うんうん、他人に思えないなぁwww


で、サークルに入ったものの やっぱり新歓の飲み会でも、誰とも話せず 2時間、壁の花と化してしまう "私"な訳ですが、そんな彼に目を付けた ミステリアス美人の"先輩"が 歩み寄る訳ですな。


「教授に 問いかけた演説、良かったよ」

て。

やはり どんな形であれ、行動を起こした者には 何らかの反応が あるもの、、、ま、これは上手く行き過ぎな気ぃ するけどな!!ww


で、先輩と付かず離れず、ちょっと青臭い語り合いとか リア充っぽい事とか してるうちに、ストーリー的にも、その他の面でも本作最大の問題要素である 「黒服」が現れる訳です。


本作を語るに当たって、むかーし流行った映画、ファイトクラブは絶対に外せません。

本作と同じくイケてない主人公が、ヤバいけどイケてるヤツに出会って、変化していく物語なんですが、特に この黒服に その影響が顕著なんですな。


"私"に新しい価値観を問いたり、自分の組織を作りあげていくトコとか、、、割と序盤で分かるので言っちゃうと、爆破事件の首謀者なトコとかwww


"私"とは対照的に、若くして 一生カネに困らないレベルの金持ち。教授の車 盗むくらいは平気でやっちゃうくらい、何にも誰にも拘束されない自由人。とイケてる危険な男として描かれてるのも ファイトクラブのブラピを 思い出しますwww


他のレビューだと、黒服と私の関係も完全に、ファイトクラブと同じなんじゃないか、とする説も ありますが、本作の劇中では そこまでは明言ナシ。


最後のオチまで しっかりファイトクラブしてたのは ちょっと たまげました👏👏ww

で、そこで終わっちゃうんかーい!!ともなりましたwww


現代版 ファイトクラブ、と言っても多分 差し支え無いでしょう。

ネットフリックス、とか現代に即した言葉も ぽんすこ出てきますww

もっと恋愛に振った内容なんだろなぁ、と思ってただけに これは予想外でした、良い意味で✨✨

その恋愛も 単に 好き好き!嫌い!てほど単純でもなく、ミステリアス先輩が割と泥臭いのが良いですなwww

諦めと前向きの間で 模索してる感じ。

で、主人公も その泥臭さに すぐさまブチ切れたりしない。

後で文句は言うけどもww



なんというか、白黒はっきりするぜ!みたいな真っ直ぐじゃない感じなのが良かったですww✨✨

白黒ハッキリした方がスッキリするけど、現実は なかなか そうは いかんもんなぁ🥺

あとは メインは大学生ではあるけど、大学生のみの話に終着してない所、か。


財務省で勤めてた男が

「高い時計 付けても結局スマホで時間は分かるんだよ」

ひいては

"なんの為に生きてんだろなぁ"


と呟くのは、大人にも渦巻く闇を感じますなww✨

それらが爆破事件へと繋がっていく辺りもファイトクラブww

ルサンチマン持ちとしては共感できる所が ありますありますwww


あとは、前回イット・フォローズに引き続き 音楽が これまた良かったです✨

フォローズさんほどの衝撃ではなかったものの、ちょいちょい良い曲かかるんですな🎶

陽キャの大学生をイメージしたら こうは ならんだろうな、ていう絶妙な曲たちがww


音楽絡みで最も たまげたのは ミステリアス先輩がバーで歌うシーン。

ジャジーな全英詞のバラードなんですが、発音よく、スラスラとムーディに歌い上げるのです。

音声差し替えだろうなぁ、と思ったらエンドロールには 


Vocal、池田エライザ

の文字が。


これマジだったら結構スゴイぞ!?

喋り声と だいぶ声質違うけど、、!?

エルヴィスみたいに本家と合成も してないんか!?うへへぇぇ!


と なりましたww


見終わった後だと、キャッチコピーも絶妙!


"絶望は、光になる"


希望になる、とは言ってないんですよ、決して。

光、、希望とも取れますが、本作だと滅びの光でも 当てはまりそうな気もww



と、タイトルに似合わず 結構ヒネた作品ですww

ファイトクラブ好きな人なら、思い出すつもりで見てみるのも またアリでしょうw

そうでなくとも、どっちかっていったら何かと上手く行ってないかなぁ、なんて方は見てみると いいかも しれません笑✨


逆に 特に日々に不満が無い人や、前向きな方は 見ると "なんか陰気でイヤ~な感じ!"と なってしまうかもしれませんw


私の様な やさぐれた方は、タイトルで回避せずに、敢えて鑑賞してみる事をオススメ致しますw


原作読もうかなぁ、、

ファイトクラブも見直そうかなぁ、、

と思いつつも また次回です👋


お読み下さり、ありがとうございます~🙇‍♀️!