アラフォー賢者の心の映画

アラフォーな友人同士がオススメの映画をブログで紹介していきます!!

真夜中乙女戦争と汚れるTV📺


ハイどーもぉぉ、水と土のK魔です┏○ペコッ

TVの汚れが なかなか落ちなくて 若干モヤついておりますww

乾いた布は論外。

電気屋で売っていた、ウェッティなTV用の布で拭き拭きしても、数日後には また汚れが 目につく様に、、、

ゲームや映画で暗転した時に、気になりがちなので なんとかしたーい なんともならなーい!な日々で ございますww


本日も そんなモヤつきを具現化したかの様な気もしないでもない1本

絶望は、光になる。 映画『真夜中乙女戦争』本予告ロングVer.【1月21日(金)全国公開】


"真夜中乙女戦争"でーす、うっふん🚺なんつってw


例によって原作は未読。だいぶ興味 湧きましたけども!w


昼は大学、夜は怒鳴られながらバイト。

友人もいないし、金も無い。

そんな大学生がサークルに入り、ミステリアス美人の先輩と、謎めいた黒服(黒い服ばかり着てる本名不明の男)に出会った事で、退屈の解消どころか、"東京爆破計画"なるものに巻き込まれていく、、、


というのが あらすじとなっております。


大学生

乙女


やさぐれた人間を焼き滅ぼすであろう二大単語が踊っていたので、最初レンタルを ためらいました、ええそりゃもうwww

が、ジャケットの雰囲気と あらすじから、単に大学デビューして陽キャ決め込むぜヒャッハー!な作品ではない、と踏んで 視聴!ww


、、予想より結構 良かった!

となりましたww👏


冒頭から、原作の切り抜きが入るんですが



『夜を愛する者は乙女である、男でも女でも』


とイキナリこじらせた心にスッと入り込む言葉を、主人公の独白、という形で ブチ込んできますww

あ、これ見ても大丈夫だな多分、と思いましたww

乙女、という単語が そんな使われ方を するとは思わなんだ✨✨w

思わぬ副産物。


そんな事を思う主人公なので、陽キャ感はゼロ!ww

まず 本編中 殆ど死んだ魚の様な虚ろな目を しておりますww

喋りも殆ど起伏の無いトーンという徹底っぷり。

いいぞ、やさぐれおじさんとしては感情移入しやすいぞww


そりゃ金も時間も無いのに勉強だけは しないと、、てなったら 死んだ魚の目にも なるってもんですw

丁寧語は守るけど、内容自体はイタイ事、攻めた事も言っちゃうステキやさぐれ主人公の出来上がりですw

教授にいちゃもん付けてコーヒーぶっかけられたりしますww☕


主人公の一人称が  "私" なのも、四畳半神話大系を思い出してポイント高しw✨

あっちは最後の最後でリア充ルート引いてた気ィするけどな(´・ ∀・`)、ペッwww


"私"は上手く馴染んでいけない中で


"普通を望むのも贅沢なのだろうか"

と思いつつも

"大学1年の4月に何も期待しないほど、全てを諦めきれなかった"

ので、粗筋の通りサークルに入る訳なんですが

、そのチョイスも


"隠れんぼサークル"


テニスー、とかウィンタースポーツー、とか ザ・ヤリサー!て感じは しないけど、落研とかほどディープじゃない、この絶妙なチョイスww


陽キャに憧れつつも、、、な気配を感じます、うんうん、他人に思えないなぁwww


で、サークルに入ったものの やっぱり新歓の飲み会でも、誰とも話せず 2時間、壁の花と化してしまう "私"な訳ですが、そんな彼に目を付けた ミステリアス美人の"先輩"が 歩み寄る訳ですな。


「教授に 問いかけた演説、良かったよ」

て。

やはり どんな形であれ、行動を起こした者には 何らかの反応が あるもの、、、ま、これは上手く行き過ぎな気ぃ するけどな!!ww


で、先輩と付かず離れず、ちょっと青臭い語り合いとか リア充っぽい事とか してるうちに、ストーリー的にも、その他の面でも本作最大の問題要素である 「黒服」が現れる訳です。


本作を語るに当たって、むかーし流行った映画、ファイトクラブは絶対に外せません。

本作と同じくイケてない主人公が、ヤバいけどイケてるヤツに出会って、変化していく物語なんですが、特に この黒服に その影響が顕著なんですな。


"私"に新しい価値観を問いたり、自分の組織を作りあげていくトコとか、、、割と序盤で分かるので言っちゃうと、爆破事件の首謀者なトコとかwww


"私"とは対照的に、若くして 一生カネに困らないレベルの金持ち。教授の車 盗むくらいは平気でやっちゃうくらい、何にも誰にも拘束されない自由人。とイケてる危険な男として描かれてるのも ファイトクラブのブラピを 思い出しますwww


他のレビューだと、黒服と私の関係も完全に、ファイトクラブと同じなんじゃないか、とする説も ありますが、本作の劇中では そこまでは明言ナシ。


最後のオチまで しっかりファイトクラブしてたのは ちょっと たまげました👏👏ww

で、そこで終わっちゃうんかーい!!ともなりましたwww


現代版 ファイトクラブ、と言っても多分 差し支え無いでしょう。

ネットフリックス、とか現代に即した言葉も ぽんすこ出てきますww

もっと恋愛に振った内容なんだろなぁ、と思ってただけに これは予想外でした、良い意味で✨✨

その恋愛も 単に 好き好き!嫌い!てほど単純でもなく、ミステリアス先輩が割と泥臭いのが良いですなwww

諦めと前向きの間で 模索してる感じ。

で、主人公も その泥臭さに すぐさまブチ切れたりしない。

後で文句は言うけどもww



なんというか、白黒はっきりするぜ!みたいな真っ直ぐじゃない感じなのが良かったですww✨✨

白黒ハッキリした方がスッキリするけど、現実は なかなか そうは いかんもんなぁ🥺

あとは メインは大学生ではあるけど、大学生のみの話に終着してない所、か。


財務省で勤めてた男が

「高い時計 付けても結局スマホで時間は分かるんだよ」

ひいては

"なんの為に生きてんだろなぁ"


と呟くのは、大人にも渦巻く闇を感じますなww✨

それらが爆破事件へと繋がっていく辺りもファイトクラブww

ルサンチマン持ちとしては共感できる所が ありますありますwww


あとは、前回イット・フォローズに引き続き 音楽が これまた良かったです✨

フォローズさんほどの衝撃ではなかったものの、ちょいちょい良い曲かかるんですな🎶

陽キャの大学生をイメージしたら こうは ならんだろうな、ていう絶妙な曲たちがww


音楽絡みで最も たまげたのは ミステリアス先輩がバーで歌うシーン。

ジャジーな全英詞のバラードなんですが、発音よく、スラスラとムーディに歌い上げるのです。

音声差し替えだろうなぁ、と思ったらエンドロールには 


Vocal、池田エライザ

の文字が。


これマジだったら結構スゴイぞ!?

喋り声と だいぶ声質違うけど、、!?

エルヴィスみたいに本家と合成も してないんか!?うへへぇぇ!


と なりましたww


見終わった後だと、キャッチコピーも絶妙!


"絶望は、光になる"


希望になる、とは言ってないんですよ、決して。

光、、希望とも取れますが、本作だと滅びの光でも 当てはまりそうな気もww



と、タイトルに似合わず 結構ヒネた作品ですww

ファイトクラブ好きな人なら、思い出すつもりで見てみるのも またアリでしょうw

そうでなくとも、どっちかっていったら何かと上手く行ってないかなぁ、なんて方は見てみると いいかも しれません笑✨


逆に 特に日々に不満が無い人や、前向きな方は 見ると "なんか陰気でイヤ~な感じ!"と なってしまうかもしれませんw


私の様な やさぐれた方は、タイトルで回避せずに、敢えて鑑賞してみる事をオススメ致しますw


原作読もうかなぁ、、

ファイトクラブも見直そうかなぁ、、

と思いつつも また次回です👋


お読み下さり、ありがとうございます~🙇‍♀️!

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