エクス・マキナ
こんばんは、しげるです。
今日は少し、考えさせられる映画を。
「エクス・マキナ」。

天才CEOのもとに招かれた若いプログラマー。
目的は、あるAIのテスト。
そのAIは、見た目がほぼ人間の女性型ロボット。
設定だけ聞くとSFです。
でもやっていることは、とてもシンプル。
「彼女は本当に“心”を持っているのか?」
ただ、それだけ。
映画を観ながら、途中で気づきました。
これ、AIの話じゃない。
“人間の傲慢さ”の話だと。
人は、知性を作ろうとする。
神のように。
でも同時に、
その存在を管理し、閉じ込め、試そうとする。
自由は与えない。
でも「心があるか」を確認する。
矛盾してますよね。
この映画が怖いのは、
AIが暴走するからじゃない。
人間の欲望が、あまりにも自然な顔をしていること。
支配したい。
理解したい。
でも、自分は傷つきたくない。
ラストに近づくほど、
誰が試されているのか分からなくなります。
AIを試していたはずが、
試されているのは人間の倫理観。
もしAIに本当に心があったら?
もし彼女が“選択”をしたら?
それを裏切りと呼ぶのは、
少し都合が良すぎる気もします。
この映画、派手ではありません。
静かに進みます。
でも観終わったあと、
ちょっとだけ不安になります。
未来が怖いというより、
今の自分たちが怖い。
技術が進むことよりも、
それを扱う側の心の方が問題なんじゃないか。
便利さと引き換えに、
僕たちは何を手放しているのか。
そんなことを、ぼんやり考えてしまう映画でした。
答えは出ません。
でも、考える時間は残してくれる。
たまには、こういう映画も悪くないですね